拍手のかわりにハザードランプを点滅させた
10年ほど前まで屋外スクリーンがあった大磯ロングビーチ駐車場で、７月中旬にドライブインシアターが開催された。80〜90年代に人気を集めていた映画上映スタイルだが、今回のコロナ禍で接触リスクの低い鑑賞方法として注目を集めている。クラウドファンディングで実現したもので、３日間で延べ７００人以上が来場した。当日は県内や都内などから車が訪れ、入場口でポップコーンやマスク、消毒液などが入った箱を受け取り、スタッフの誘導で駐車、音声を拾うため指定の周波数にカーラジオをチューニングした。映画「ラ・ラ・ランド」が始まると、５４０インチの大型スクリーンを見上げて思い思いに映画の世界にひたった。エンディングロールの際には、スタンディングオベーション代わりに車のライトを点滅させて感動を伝える一幕もあった。
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