寒川の小中学校8校の給食調理を担う「学校給食センター(仮称)」の基本設計が8月に完了した。今後詳細な設計を経て建設工事に入り、令和5年9月開業をめざす。
建設用地は寒川神社の参道と目久尻川の隣で、鉄骨造3階建て。1階の床は町内河川の洪水予測(最大規模で0・5m未満)よりも高く設定されており、食材の搬入や、各校からの容器の回収、洗浄、配送のスペースなどにあてられる。2階に食材の調理スペースや、アレルギー対応調理場などを設ける。食材が下処理や調理を経て配送へと向かう流れが逆行しないレイアウトで、準備室には非接触スイッチやエアシャワーなども設置。
3階には調理を上から見学できる吹き抜けや「食育スペース」「食育実習室」を設ける。食育の面では見学通路に「においの穴」を設置したり、カメラ映像を見せるなど工夫も盛り込んだ。外観は参道周辺の景観に溶け込むよう、暗色やブラウン系色などで包む。
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