10月下旬に絶滅危惧種のカワラノギクが相模川・神川橋近くで開花シーズンを迎えるのを前に、さむかわエコネットや桂川相模川流域協議会のメンバーが9月20日に雑草取りなどを行った。
カワラノギクが減ったのは相模川にダムなどが造られ、上流から流出する石の量が減ったため。カワラノギクは玉石が広がる場所に根をおろすのが特徴で、土や砂が増えると雑草が繁茂し、その勢いに負けてしまう。
メンバーはかつての石だらけの河原を再現した圃場で育てていたが、昨年秋に台風に見舞われ水面に近い圃場が流されてしまった。今年2月になり国交省による河川整備の一環で圃場が復活。その一角からは早くも若い葉が顔を出している。
圃場の中には今年の猛暑で枯れてしまったものも多いが、つぼみになったものも多く、参加者は期待を膨らませている。
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