国際ソロプチミスト寒川 女性視点で支援続け 南三陸町歌津から感謝状
国際ソロプチミスト寒川(入澤早百合会長・会員数18人)が、2011年に発生した東日本大震災以来続けてきた被災地支援に対し、このほど、「南三陸町すばらしい歌津をつくる協議会」から感謝状が贈られた。
国際ソロプチミスト寒川は、管理職や専門職などに就き働く女性によって組織されている社会奉仕団体のこと。地元のイベントへの協力や町内の小・中学校に部活動用具の寄付をするなど、さまざまな社会貢献活動を行っている。
感謝状の贈呈を行った同協議会がある宮城県南三陸町歌津の名足地区への支援は、会員の加藤美千枝さんが勤める(株)コーメーの従業員が震災後、大量のタオルなどを持って物資支援に向かったことがきっかけ。行き着いた先が名足地区で、この交流を皮切りに同従業員を通して、梅雨の時期には傘を、まな板や包丁や洗剤などの生活必需品、冬場には布団など、女性の視点から季節ごとに必要なものを集め、現地への支援を続けてきた。
こうした支援に対し、同協議会が感謝の気持ちを届けようと、昨年12月に津波を被った塩害杉で感謝状を作成。約30の個人・団体へと贈り、同団体も同協議会と「南三陸町歌津名足契約会」、名足行政区長からの連名で感謝状を受けた。
1月15日には同団体の例会が行われ、贈呈式に出席した会員から報告が行われた。会員らは「改めて、今後どれだけ支援を続けていけるかを考えるきっかけにもなりました。昨年5月に会員で視察に行きましたが、半年経ってもたいして変わっていない。協議会の方が『どうか私たちの事を忘れないでください』と話していたことが印象に残りました」と発表。その後、今後の支援などについても話し合いが行われていた。
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