インフルエンザ流行傾向 町内学校で学級閉鎖も
今年もインフルエンザが流行している。
神奈川県内全域で定点当たりのインフルエンザ患者報告数が「流行」開始目安である１・０を上回った。寒川町を含む茅ヶ崎保健所管轄下では５・82で、厚木（９・12）や大和（６・64）に次いで報告数が高くなっている。定点当たりの報告数が10・０を超過すると「注意報」レベルとされる。
茅ヶ崎保健所管轄を含める県域でのインフルエンザウィルス検出状況は、ＡＨ３（香港型）が多い傾向にあるというが、同じＡ型のＡＨ１（ｐｄｍ０９）といういわゆる２００９年に新型インフルエンザとして流行したものも目立つというのが今年の特徴。
北海道札幌市で抗インフルエンザ薬耐性ウィルスが確認されたのは、このＡＨ１（ｐｄｍ０９）ウィルスが耐性変異株をもち、タミフルなどに耐性を示すことが判明したというもの。茅ヶ崎を含める県域では現在検査中で、１カ月以上の時間を要するとのこと。
寒川町では、一之宮小学校４学年のうちの１学級（欠席者８人、うちインフルエンザによる欠席３人）が1月16日から18日まで学級閉鎖の措置を取った。今シーズン初の学級閉鎖となったが、昨シーズンも最初の報告が１月17日となっており、昨年同様の警戒が必要となりそうだ。
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