寒川版 掲載号:2016年12月2日号

寒川・綾瀬入れ替え対応へ 政治

衆院選新たな区割り案

 神奈川県は、首相の諮問機関「衆議院議員選挙区画定審議会(区割り審)」に、知事意見として県内9選挙区の改正案を提出した。これによると、現在、藤沢市とともに12区を形成する高座郡(寒川町だけなので以下寒川町と表記)は、新たに大和市、海老名市、座間市とともに4市町で13区を形成するという変更に。結果的に寒川町と綾瀬市が入れ替わる形となっている。

 区割りの見直しは、いわゆる「一票の格差問題」で、一番小さい県の一番小さい選挙区(現在は鳥取県1区)の2倍を超えないよう調整するためのもの。平成27年の国勢調査と、平成32年の見込み人口を元に区割りが検討される。区割りは10年ごとに見直される見通しで、今回は緊急是正的な見直しになるという。

 現在の13区の平成32年想定人口によると57万1088人と見積もられており、これは現在の7区(都筑区・港北区)に次ぐ県内2番目の大所帯。これを是正するため、12・13区で隣接する人口約48000人の寒川町と約84000人の綾瀬市を入れ替える方策を取ったとみられる。

 県選挙管理委員会によると、綾瀬市は藤沢市と交通のつながりがあり、寒川町は海老名市と川や地形、鉄道など、社会的かつ生活圏がつながっているとし、地域性も考慮された結果とのこと。現在の選挙区では相模原市の一部などで選挙区が分割状態となっているが、12・13区については分割は避けて進められた模様。前出の現7区も都筑区と緑区を入れ替えることで均一化を図る構えだ。

 現在の小選挙区制が始まったのは1996年の第41回衆院選から。その後6回、計7回の選挙が同じ区割りで行われている。1947年の第23回衆院選から始まった中選挙区では、寒川町は神奈川3区に所属。1976年の区割り見直しを経て、引き続き3区として選挙を行っていた。新たな枠組みとなる神奈川13区に所属するとなると、町や各政党など、少なからず混乱が予測されるところだ。

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