岸田クラブで練習に励む森口君
寒川小学校６年の森口諒君（11）＝寒川町宮山在住＝が、卓球で今夏の全国大会に出場する。岸田クラブ＝藤沢市湘南台＝のメンバーとして団体・個人戦で飛躍を目指す森口君に、大舞台に向けた意気込みを聞いた。
小１の頃、祖父の影響を受けて卓球を始めた森口君。祖父が学生時代に獲得したメダルや今も現役でプレーする姿に触発され、小２の頃から岸田クラブに通い始めた。
着実に力をつけ、小４の時に初めて全国の舞台を経験。現在は週６〜７日練習に励んでいる。森口君は「強くなってきた実感は少しだけ。試合で打ち合いを続けて勝つのが楽しい。もっと強くなりたい」と話す。
まず、７月28日（金）から神戸総合運動公園体育館で行われる小学生以下の個人戦「全農杯平成29年度全日本卓球選手権大会（ホープス・カブ・バンビの部）」には、ホープス（小５・６）の部に出場する。
５月の県予選で努力の成果が実り、代表３人の狭き門を突破した森口君。全国へ向けては「昨年は予選で敗退してしまったので、今年は予選から頑張る」と話し「小学生最後のこの大会。ベスト８に入りたい」と意気込んでいる。
団体戦では優勝目指す
また、８月14日（月）から東京体育館で行われる、小学生以下の団体戦「第35回全国ホープス卓球大会」にも挑む。こちらは１チームしか突破できない厳しい県予選を経て、森口君を含めた同クラブの６年生男子３人チームが出場する。この大会に向けては「昨年はベスト16だった。今年は一つでも多く勝って全国優勝を狙う」と話す。
同クラブの岸田晃監督は「森口君は回転量が多いボールを打ち、相手をコートから下げてミスを誘うのが上手」と評し、「（森口君を含めた）同学年の６年生男子３人それぞれが力をつけてきた。気持ちの強さを大切に、普段の練習の成果を出せば良い結果がついてくる」とエールを送る。
夢は「技術面だけでなくメンタル面も強い選手になって、五輪などの世界大会で金メダルを取ること」と話す森口君。「得意なドライブからのラリーを使って、どちらの全国大会も全力を出し切りたい」と笑顔で語った。
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