第58回湘南梨品評会が8月24日、今年は寒川総合体育館で行われ、宮山の金子共秀さんが昨年に続き優等賞(神奈川県知事賞)に選ばれ、湘南梨の最高賞に輝いた。今年は81点の応募があった。
金子さんは「品物がうまく仕上がった。地元開催で受賞できて、去年よりも嬉しい」と喜びを語る。祖父から梨の栽培を引き継いだ金子さんは、美味しい梨の作り方を常に考え続けており、養鶏に携わる父から鶏糞の提供を受けるなど、栽培にかけるこだわりは人一倍。見事な連覇達成となった。
「湘南梨」は寒川町をはじめ海老名市、綾瀬市、大和市で生産されたもので、半世紀以上の歴史を有するこの品評会は、この3市1町と湘南梨組合連合会の主催で毎年実施。会場は持ち回りで行われることになっており、4年振りに寒川町での開催となった。
今年は幸水75点、豊水4点、秀玉2点の81点が出品。寒川町から33点、大和市から24点、綾瀬市、海老名市からそれぞれ12点が出品された。各市町の梨生産農家自らが生産した梨の外観、品質等を比較検討し、優良果実生産の栽培方法を研究するとともに、地域特産物の育成をはかり、消費者に広く紹介することが目的。審査は神奈川県農業技術センター普及指導部長及び専門職員1人により行われ、出品された梨の形、色、大きさ、揃い、糖度などの品質をチェックし、入賞者が選ばれた。寒川からは1等2席に金子昭子さんの幸水も選ばれ、寒川町議会議長賞が贈られた。
1時間で完売
当日は午前11時30分から一般観覧が開始され、多くの人が見物に訪れ、午後3時からの即売会では上位入賞者の梨から次々と売れていき、1時間で完売となった。
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