神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
寒川版 公開:2017年12月1日 エリアトップへ

タウンレポート 給食方式 突然の方針変更 寒川町 説明に説得力なく…

経済

公開:2017年12月1日

  • X
  • LINE
  • hatena

 11月28日付の朝刊各紙が報じているように、寒川町は町内3中学5小学校の給食について、今後の提供方法を抜本的に見直すことを発表した。

 これまでの方針では、小学校については現状通りの自校直営式完全給食体制を維持し、中学校は現状の牛乳のみ支給する状態から選択式デリバリーランチ方式に移行する、というものだった。それが「小中学校ともに一括して給食センター方式に変更する」という発表を行ったのだ。

 方針変更までの経緯等は各紙の報道に詳しいが、ここで注目したいのは、突然の変更に関する具体的な理由が示されなかったことだ。

 この発表が行われたのは各紙が報じた前日の11月27日の定例記者会見の席上だった。配布された資料には、判断にあたって考慮した課題として【1】高齢化など社会情勢の大きな変化【2】公共施設等総合管理計画の策定【3】完全給食の将来的な持続可能な方法、とあるが、突然の変更に至った理由はまったく見当たらず、各紙ともこれでは満足できるはずもなく、その後質問の嵐となった。

 その中で、異物混入や大量の食べ残しが問題となった大磯町の影響を指摘する質問が続いたが、大澤文雄教育長は「影響はなくはないが、決定打ではなかった」と否定。むしろ施設の老朽化により小学校の自校式を維持していく上での障害が大きいことを明かし、旭小学校の給食室改修がアスベスト検査などにより遅れている現状などが説明され(結果としてアスベストは検出されず)、このあたりに突然の方針転換の理由が隠されている可能性もありそうだ。

 大磯の影響で一番大きいのは、デリバーリーどうこうではなく、給食そのものに対する不安の蓄積だ。仕方がない決定だとしても、突然の方針変更は不安を煽る。今後もベストな方策を追求し続けてほしい。
 

はしもと修一町政報告会

5月21日(日)寒川町南部公民館で開催!ご参加無料

<PR>

寒川版のトップニュース最新6

免許返納でタクシー助成

寒川町

免許返納でタクシー助成

社会参加を促進

4月26日

障害のある子どもたちと交流

寒川高校野球部

障害のある子どもたちと交流

「誰にでもやさしく」

4月26日

観光ガイドクラブ発足

観光ガイドクラブ発足

2団体が合併し地域振興

4月12日

ゼロカーボンへ協定

寒川町

ゼロカーボンへ協定

茅ヶ崎市、東京ガスと締結

4月12日

レール脇に案内図設置

西寒川支線廃線跡

レール脇に案内図設置

「貴重な遺産」周知図る

3月29日

パリパラ代表に決定

パラ水泳選手田中映伍さん

パリパラ代表に決定

選考会で派遣基準クリア

3月29日

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook