市内にある22の地区社会福祉協議会(地区社協)では、地域の身近な支えあい活動を推進するため、住民だけでなくさまざまな地域団体と活動に取り組んでいます。
新磯地区社協が取り組む子どもの居場所づくり
新磯地区社協は、長期休み中の児童を対象に学習教室を新磯公民館で開催し、学習支援と居場所づくりを行っています。地区社協の児童・障がい者委員会のメンバーとして活動する渡邉さんは「勉強だけでなく工作もやるなど、工夫しながら活動してきました。続けるなかで長期休みだけでなく、定期的に開催できないかと考えるようになりました」と振り返りました。定期的な開催を模索するなかで、同地区内の相模原南児童ホーム(以下、南児童ホーム)が主催し、コロナ禍で休止していた学習教室を再開する話が持ち上がり、公民館長の紹介で、地区社協との協働事業として「くすのき学習教室」として再開することになりました。現在南児童ホーム内で月2回開催しています。
相模原南児童ホームとともに
南児童ホームは新磯地区にある児童福祉施設です。「以前は学生スタッフ一人が複数の子どもを教えていましたが、現在は学生に加え地域の方もいるので、ほぼ一対一で教えられています。こういった機会に施設を知っていただき、より身近に感じていただければ。『あの人と話したいな』と思える大人が地域に増えるだけでも、ひとつの成果かなと思います」と南児童ホーム職員の二瓶さん。活動する学生もさまざまな大学から参加し交流を深めており、前出の渡邉さんも「若い人ならではの感性で教えてくれるのでとても助かっています」と声を弾ませました。
同じような想いで活動する団体と出会い、活動の幅を広げた新磯地区社協の取組。学習支援を通した子どもたちの地域の居場所として、活動の輪が広がっています。
この他にも市内ではさまざまな地域福祉活動が行われています。賛助会費は貴重な財源になっています。ぜひとも多くの皆様からのご支援をお願いします。(問)市社協総務課【電話】042・730・3888
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