八王子版 掲載号:2018年8月23日号 エリアトップへ

朗読家で主宰するユニットが10周年をむかえる 矢内(やない) 佑奈(ゆな)さん 上柚木在住 

掲載号:2018年8月23日号

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「うっとり」話芸 気軽に聞いて

 ○…「アンシャンテ」という名のユニットで、他の朗読家と共演する形で会を開く。「一人だと周囲が見えにくくなる。澱むのはいやなので」。2008年にスタートしこの9月で10年になる。「朗読は小難しいという印象があるかもしれません。耳で聞くお話ですよ」。アンシャンテは「うっとりさせる」などの意味を持つ。「楽しかったら笑ってください。もっと気軽に聞いてもらいたいですね」

 ○…広島県の出身。中学の時、地元で初めてプロの芝居を観た。その劇団四季のウエストサイド物語に心を奪われ「自分もやりたい」と思うように。高校時代から劇団に所属。上京後は早朝にパン屋で働き生計を立て、役者を続けた。舞台に出てもギャラはない。全く出演できない年もあった。「それでも舞台が好きで」。今も呼ばれてステージにあがる。

 ○…朗読との出会いは結婚、出産で芝居から離れ、子育てがひと段落した頃。「一人でできて劇団ほど拘束時間が長くない」と生活環境を優先し選んだ。演劇経験をいかし「できる」とも思った。しかし教室へ行くと「初日に打ちのめされました。全く違いました」。演劇はセリフを読む。朗読は本を読む。「(朗読は)声だけで物語を構築する『話芸』ですね」。今は市内で指導をする機会もある。参加するのは60、70代の人がほとんど。家で一人だったりし「『声を出したい』と思っている人が多い」と感じている。

 ○…ディズニーが大好き。「グッズがあれば機嫌がよくなります。TDRに行くと体の血が入れ替わります」。八王子で好きな場所は初めて人前で朗読を披露した長池公園という。将来はヴァイオリンを弾けるようになりたいとも。1回の朗読公演は30分程度。「いつかじっくり聞いてもらえる独演会もやってみたい」

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