『元気な街』南大沢協力の会の会長を今年度から務める 新美 大作さん 都内在住 61歳
街づくりの一端担う
○…「商業施設がコンパクトに集まり、人が多く、賑やかな明るい街」。南大沢にきて7カ月、街の印象をそう語る。およそ40の企業や団体が加盟する会では、駅前通路でのイベント調整や道路に付いたガムをはがすなどの清掃活動を行う。「駅前がきれいで、皆さんの意識の高さを感じる。長年尽力されてきた前会長の思いを受け止め、まちづくりに貢献していきたい」と語る。
○…東京都出身。大学を卒業後、定年まで都庁に勤めた。「いろんな事ができるから」と選んだ公務員の仕事では、開始したばかりのエコシティ事業の普及、横田基地に関する住民、自治体、米軍との調整役、りんかい線の開業など、望んだ通りさまざまな経験ができた。携わった仕事の多くは、何十年もかかかる事業。そのため始めから終わりまで関わることはなかった。「誰がやったかなんて知られないけど、脈々とつながる仕事の一角を担ったという自負がある」と、振り返る。
○…現在は都が出資する多摩ニュータウン開発センターの社長を務め、駅前商業ビルなどの管理運営も行う。都の職員時代とは違い「まったく未知の領域」で新鮮な毎日だ。コロナ前は旅行も出かけた。海外も好きだが、一番好きなのは京都。「何十回も訪れている。日帰りでも行く」と熱がこもる。その魅力は「歴史ある建物が残る風景」。高雄や嵯峨野など、長閑なところにまた行きたいという。
○…スマート東京の先行地区に指定される南大沢の街の可能性を、会としても探る。シェアサイクル導入の効果検証から駅前都有地の活用など注目する点は多い。「南大沢がどうなっていくのか。会や地域住民、行政と連携し、発展に努めたい」。これからは始まる事業の一端を担う。
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