先ごろ行われた理容美容学生技術の全国大会に都代表の1人として出場した 森下 穂南さん 日野市在住 20歳
20歳の誓い 100歳になっても
○…専門学校の多い激戦区の東京で入賞し、宮城県で行われた理容・美容の技術を競う全国大会に出場した。「これまでは大事な場面で緊張することも多かった。でも、練習しきったおかげで手も震えずに済み、大会を楽しめた」と振り返る。完璧主義な面があり「反動で失敗すると適当に」なってしまうこともあったが、先生や同級生のサポートで「ちょっとつまずいても立ち直れるようになった」。20歳を前に大きく成長した。
○…小学生の頃は動画配信サイトでおしゃれな人の着こなしやメイクなどを見て楽しみ、華やかな美容業界へのあこがれを強めていった。アポロ美容理容専門学校(万町)理容科の入学に際して、父親に心配されたが「将来的にもAIに取って代わられることはない仕事だと思うんです。シャンプーだってロボットだったら痛いと思う。人の手だからこそ気持ちいい」。そんな思いを伝えて納得してもらった。
○…入学当初は選んだ道に対して「これでいいのかな」と迷いもあった。「人の目を見て話せなかった」頃も。将来への「不安」から業界を知ろうと、美容の色々なバイトも経験した。さらに学校の授業で発表を重ねるうちに、不安は自信に変わっていった。「今では『これしかない』と思っている」。日常でも「お客様との会話のため」にニュースを毎日見るように心掛ける。
○…間もなく成人式。「懐かしい友達にも会えそう。みんな変わっているかも」。まだ就職をどうするか決めていない友人も少なくない。そんな中で、「体験入学のお手伝いなどで教えることが楽しいと感じた。自分なら、こうやって教えたい」と美容・理容の教員に目標を定めている。「100歳になっても美容関係の仕事をしたい」
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