神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
八王子版 公開:2021年6月3日 エリアトップへ

八王子手仕事博覧会の代表を務める 土谷 ちはるさん 高尾町在住 63歳

公開:2021年6月3日

  • X
  • LINE
  • hatena

作品に宿る楽しむ心

 ○…カントリー雑貨の作家になって約30年。2年ほど前から同じ手仕事に愛着を持つ仲間たちと冊子制作などを始め、最近は地域の祭りや商業施設から会として出店依頼を受けるように。「ひとりで活動していたら出会わない人達とつながるようになった」という。代表は「年功序列制」と冗談めかすも「無理せずやろう」とメンバーに伝える。「辛いと楽しい作品が作れないから」が理由だ。

 ○…昭島市出身。三姉妹の長女。米軍基地が近くにあり、母親が購入してくるレトロな食器などのカントリー雑貨が好きだった。大学卒業後、新聞社などに勤務。結婚して2人の息子に恵まれると、創作意欲に火がついた。子どもの洋服やおもちゃなど何でも作った。のめり込んだのは木材。本格的に学ぶため大工に直談判し弟子入りも。「種類による色の違い、塗料との色合い、自由自在なカット。作れるものが無限」と魅力を語る。

 ○…5、6年前、夫の病気を機に自宅の雑貨店を閉じ、主宰する南大沢駅前の手作り市の運営を若手に任せた。「気が抜けて、すごく楽しくなった」という。八王子の自然に触れる余裕もできた。「のんびり珈琲を飲むこと」が至福のとき。八王子に来て40年、南大沢、北野、みなみ野など、転居もたびたび。寺巡りが好きで「2年くらい鎌倉に住むのも楽しそう」と、常に心は自由。

 ○…ライフワークとしているのが、若い作家の後押し。自信を持つために何が必要か、「少しだけ」アドバイスする。「作品への愛情を無駄にしてほしくない。老婆心ながら思うのね」。もちろん自分の作家意欲も留まらない。「こぎん刺しとか、その土地で引き継がれる手仕事をやってみたい」。手と頭がいくらあっても足りないそう。

八王子版の人物風土記最新6

佐藤 利男さん

4月27日・28日開催のフラワーフェスティバル由木祭典委員会の会長を務める

佐藤 利男さん

松木在住 71歳

4月25日

難波 空良さん

第42回JSBA全日本スノーボード選手権大会のスノーボードクロス部門で優勝した

難波 空良さん

散田町在住 18歳

4月18日

松下 耕さん

児童合唱団「はちおうじキッズシンガーズ」の主宰者で作曲家・合唱指揮者の

松下 耕さん

絹ケ丘在住 61歳

4月11日

金井 直子さん

文部科学大臣表彰を受けた「星とおひさまFikaキャラバン」の代表を務める

金井 直子さん

下柚木在住 64歳

4月4日

中野 太郎さん

設立10周年を迎えた「八王子ナポリタン倶楽部」の会長を務める

中野 太郎さん

弍分方町在住 44歳

3月28日

恒川 礼子さん

ヘルシー・ソサエティ賞を受賞し、筋無力症患者会の理事長を務める

恒川 礼子さん

みなみ野在住 63歳

3月21日

あっとほーむデスク

  • 4月18日0:00更新

  • 12月14日0:00更新

  • 11月23日0:00更新

八王子版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月29日号

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook