神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
寒川版 公開:2023年12月1日 エリアトップへ

コモレビ農園馬谷原光織さん 歯学部講師から農家へ 寒川学校給食にも提供

社会

公開:2023年12月1日

  • X
  • LINE
  • hatena
寒川学校給食センターに納品したキャベツ
寒川学校給食センターに納品したキャベツ

 昨秋開業した「有機農家コモレビ農園」を1人で切り盛りする馬谷原(まやはら)光織(みつおり)さん(49・町内在住)。昭和大学歯学部の講師から農家に転身し、管理する0・9haの畑でキャベツや小松菜など約30種類の野菜を栽培している。11月21日には、JAさがみ寒川営農経済センターを通じて寒川学校給食センターに初めてキャベツを納品した。

 都内の医師家系に生まれ育った馬谷原さん。自身は歯科医師を志し、昭和大学歯学部に進学。同大大学院に進み、そのまま就職し、研究を行いながら、歯学部の助教や講師として目まぐるしい日々を送っていた。

 結婚し、鎌倉に居を構えた後も激務は続き、体調不良に。妻の後押しもあり、「人生やり直すつもりで」退職。第2の人生に農業を選び、2021年に寒川に移住。知人の紹介から大久保農園(小谷)の大久保泰明さんに弟子入りし、農業を一から学んでいった。

土づくりに半年

 馬谷原さんが目指したのは、化学肥料や農薬を用いない有機農業。まずは、土壌の有機物を増やすための土づくりに着手。緑肥にするための作物ソルゴーを育てるところから始め、半年を費やした。その後、野菜栽培を始め、病害虫の発生を抑えるための予防的な管理等を行いながら、農業機械をフル活用し、1人で日の出から日没まで作業に没頭した。

 出来上がった野菜は大きさも味わいも十分で、「大久保さんも褒めてくれた」と微笑む。馬谷原さんの作った野菜は、わいわい市寒川店(宮山)とカフェパパ&ママ(岡田)で購入できる。

 今後は、農林水産省が有機食品としての規格を満たした生産が行われることを示す「有機JAS」の取得を目指す他、障害者とともに働ける農園づくりを進める予定。馬谷原さんは、「学校給食にも使われ少し自信がついてきた。これからも頑張りたい」と話した。

はしもと修一町政報告会を開催

5月12日(日)寒川町南部公民館で10時半〜正午。ご参加無料

<PR>

寒川版のトップニュース最新6

免許返納でタクシー助成

寒川町

免許返納でタクシー助成

社会参加を促進

4月26日

障害のある子どもたちと交流

寒川高校野球部

障害のある子どもたちと交流

「誰にでもやさしく」

4月26日

観光ガイドクラブ発足

観光ガイドクラブ発足

2団体が合併し地域振興

4月12日

ゼロカーボンへ協定

寒川町

ゼロカーボンへ協定

茅ヶ崎市、東京ガスと締結

4月12日

レール脇に案内図設置

西寒川支線廃線跡

レール脇に案内図設置

「貴重な遺産」周知図る

3月29日

パリパラ代表に決定

パラ水泳選手田中映伍さん

パリパラ代表に決定

選考会で派遣基準クリア

3月29日

あっとほーむデスク

  • 2月18日0:00更新

  • 2月4日0:00更新

  • 1月21日0:00更新

寒川版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月26日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook