食べ頃の見分け方のアドバイスをおくる北村さん(写真右)
区内・仏向町睦ケ丘在住の北村茂光さんが、所有する「みかん畑」で収穫体験などを楽しんでもらおうと日々、作業に追われている。
地元の有名人
地元では「仏向のみかん畑のおじさん」として有名な北村さんは80歳。「近所でみかん狩りをしてもらい喜んでもらえれば」といったきっかけで約25年前にみかんの苗木50本を植えて以来、所有する丘陵地は収穫体験のできる農園に。夫人が視覚障害を持っている事もあり毎年、収穫最盛期となるこの季節はまず、横浜市内にある障害者ケア施設の入所者などを招待。次いで、子ども会のチビッ子などが次々と訪れ、連日みかん狩りを楽しんでいる。
お楽しみスポットにも
またサービス精神旺盛な北村さんは、この自前の農園にトイレなどを備えた「休憩所」なども併設。小高い丘の上で住宅地と離れているという立地を活かし、みかん狩りのついでにカラオケ大会を行うグループも見受けられるなど、今や地域の「お楽しみスポット」として人気を集めている。北村さんは「収穫しやすい、比較的足場の良い場所に成っているみかんは障害のある方や子ども達に狩ってもらえれば」と話し、園の開放スケジュールを調整。順調にいけば、今年は12月20日頃から一般向けに、収穫体験ができる分のみかんを確保できているという。
今年は「当たり年」
園内で栽培されているみかんは「大津4号」とよばれる品種。甘味と酸味のバランスが良く、日持ちの良さも特長で、わざわざ遠方からこのみかんを求めて訪れる人もいるほど。ちなみにみかんは1年おきに”当たり年”になるといわれており、今年の同所はその当たり年。みかん狩りに訪れれば、園内で食べる分は無料で味わえる上、持ち帰りについてもほぼ実費程度の「1kg200円」で土産にすることも可能。アクセス方法や、みかん狩り予約などについての詳細問合せは北村茂光さん携帯【携帯電話】080・1302・2809へ。