わぁ!ニバル20周年 「私たちが宣伝します」 相女生らがパンフ制作 街PRに一役
「大学生とともに祭りを盛り上げたい」――。市内の夏の風物詩のひとつ、『東林間サマーわぁ!ニバル』実行委員会は、相模女子大(南区文京)と横浜国立大(横浜市保土ヶ谷区)の学生6人を今年度の広報部員に”任命”。現在、学生たちは従来とは違う視点のパンフレットづくりに向け、商店街を奔走中だ。
毎年2日間で10万人超の集客を誇る”東林間の阿波踊り”は、地域の代名詞となっている。しかし、駅周辺の商店街からは「ほかの時期にも人が集う街に」「祭りの継続は地元の人手だけでは限界」などの声も。そこで、実行委は相模原・町田市近隣の19大学が加盟する産学官連携の公益社団法人相模原・町田地域コンソーシアム(会長/谷崎昭男相模女子大学学長)に、大学生のイベント参画を持ちかけた。結果、今回は、大学生が当日配布するPR誌の制作や、ブースでの物販を担当することになった。
”広報部員”はいずれも「東林間駅の下車は初めて」という”新参者”。とはいえ、学園祭の前実行委員長や、阿波踊り経験者など、頼もしいキャリアの持ち主も。「踊り子さんに直筆メッセージを書いてもらうのは?」「年間イベントも入れなきゃ」と、様々なアイデアを出し合い、踊りの練習現場や店舗めぐりなど、取材は既に佳境に入っているそう。「阿波踊りは、多くの地元の人が熱い思いで作り上げた祭り。だんだんこの街が好きになってきました」と”部員”の大澤恵里佳さんは話す。今年は来月6日(土)・ 7日(日)開催の同イベント。20周年の今回は、学生たちが新たな歴史を刻む。
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