南区磯部の西村三喜子さんが、学習塾での勤務経験を活かし、生活状況により「学びたいけど学べない」子ども達のため学習支援を行う準備を進めている。現在は相模原市の「みらいチャレンジプログラム応援事業」に申請中で、NPO法人として認証を待っている。
西村さんは10年前から、夫が勤務する食品会社の余剰食品を生活困窮世帯に無償で配布する「フードバンク」として活動を続けてきた。現在も新戸の農家・北原強さんから無農薬野菜、うつくしまNPOネットワークから白米、社団法人防災安全協会から防災備蓄品などの提供を受け、市社協を通して要請を受けた家庭に、自らが送料を負担して配送している。
そんな西村さんの目標は「しっかり食べてしっかり学んで、子ども達に人生の可能性を広げてもらうこと」。今年3月には相武台下駅そばに英語塾「WISH」を開校。活動資金の一助としながら、将来的には生活保護世帯などの子ども達に無償で学習機会を提供する予定だ。西村さんは「支援活動は継続が大事。食料提供や学生ボランティアなどに協力いただければ」と呼びかけている。問合わせは西村さん【携帯電話】080・3472・5859へ。
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