毎週土曜日に上鶴間公民館で開催されている「サロンよってこ」で、4月6日(土)に特別講演「100年 私の今昔物語」が行われる。好評だった昨年に続き2回目で、講師は上鶴間で生まれ育った101歳の阿部種雄さんが務める。
「サロンよってこ」は地域に住む初対面の人と会話し、交流を創出しようと2016年に市民主導で開設。参加費100円で飲み物と菓子が提供され、来場者は自由に会話を楽しんだり、体操や折り紙などのイベントに参加したりできる。
もともとは同サロンの参加者だった阿部さんだが、地域にまつわる知識の豊富さと年齢に驚いたサロンスタッフが講演会の講師を打診。阿部さんが快諾したことから、昨年初めて「百歳翁が語る郷土の100年物語」と題した講演会が開かれた。
阿部さんは1917年、上鶴間生まれ。一世紀以上、1度も土地を離れることなく過ごし、大野小学校の分教場と本校で学んだ後、小田急電鉄に就職。軍都として発展した昭和の相模原の姿や、小田急線の通信学校前駅(現相模大野駅)などが誕生するのを目の当たりにしたという。
講演では、「上鶴間地域開発と産業の歴史」、「明治、大正、昭和中期―農業と養蚕が中心、勤め人はいなかった」、「水に恵まれない生活と農業」、「人口急増と住みよい町づくりへの努力」、「私の体験、『戦争と平和』」を題材に、小田急線の発達や地域における天気予報の伝達方法、駐留米兵との出会いなどを率直に語る。
時間は午前10時から11時30分。会場は同公民館大会議室。講演のほか、質問コーナーも設けられる。参加費はコーヒー、クッキー付きで100円。申込みは不要。問合せは高瀬代表【携帯電話】090・3317・0870へ。
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