相模原麻溝公園所長に4月1日に就任した 籔内 久士さん 相模原市在勤 55歳
公園を通じて街づくりへ
○…相模原麻溝公園へやって来てはや1カ月。公園で活動するボランティア団体への挨拶や引き継ぎなどで、就任前から顔合わせで頻繁に訪れていた。「まだ手探り状態」と忙しい日々を過ごす。「ふれあい動物園やアスレチックなどがあり、子どもが楽しめる場所。家族連れが多い印象」と微笑みながら語る。
○…公園を楽しそうに利用している人がいると嬉しい。「公園管理の仕事にこれからも携わっていきたい」と穏やかに話す。最初に赴任した県立公園には蛍がいた。「その景色を毎日見られることが公園管理の特権です」と嬉しそうに話す。二箇所目の公園では桜が名物だった一方で、お花見のピーク時には駐車場の整備が大変だった。2週間ほど、非常に張り詰めた空気だったという。
○…鎌倉市出身。虫取り好きの少年時代、家の庭でセミをよく捕まえていた。大学では昆虫に関する研究室にしようと考えていたが、講義を聴くうちに造園に興味を持つように。現在は横浜市で妻と娘と暮らす。土日も仕事のため、「10歳の娘と触れ合う機会が減っている」と寂しそうに話す。娘さんと山下公園や横浜スタジアム周辺の花壇に行きたいが、「断られてしまう」と苦笑い。それでも家族でスキーへ行くことも。最近の休日は家事をしてリフレッシュに繋げている。
○…麻溝公園は花の名所であることから「より多くの人たちに楽しんで欲しい」と話す。相模原市の民話である「でいらぼっち」をヒントに、麻溝公園で新しい仕掛けに挑む。成功させるために、細部までこだわっている。近隣に女子美術大学や相模原公園があることから連携していきたいとも。「公園を軸に近隣の人たちと一緒に街を盛り上げていきたい」
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