神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原市景況 円安で製造・小売悪化 深刻な人手不足続く

経済

公開:2024年6月6日

  • X
  • LINE
  • hatena
円安で製造・小売悪化

 相模原商工会議所はこのほど、1-3月期の景気観測調査の結果を発表した。円安によるコスト高や消費意欲の減退によって小売業や製造業の景況はやや悪化したが、人の動きは活発でサービス業は好況に向かっているという。一方、全業種で深刻な人手不足が続いている。

 景気観測調査は前年度同時期との景況を比較したもので、業況が「良い」の回答数の割合から「悪い」の回答数の割合を引いて算出する業況判断指数(DI値)を用いる。

サービス業回復

 1-3月期の総合業況DIはマイナス23で前期(23年10-12月)のマイナス22から大きな変化はなかった。人の動きが活発になり、飲食業・サービス業は前期のマイナス24からマイナス18と6ポイント改善。一方、円安によるコスト高や消費意欲の減退により製造業はマイナス29で前期比10ポイント減となった。小売業・卸売業はマイナス37で前期比9ポイント減となり、引き続き悪化が続いている。

 コロナ禍の不況と異なり、人出は増えたため業種によっては好調だという。しかし、製造業、小売業・卸売業や飲食業・サービス業の小規模事業者では、長引く物価上昇や人件費上昇の影響によって大幅な景況改善が進まなかった。

 産業別でみると、建設業は売上DIが15で特に受注が好調で、相模原市の建設業は全国を大きく上回って好況だった。土木、建築工事請負業・不動産事業の事業者からは「インバウンドの回復及びコロナ禍での投資抑制の反動もあり、投資意欲は旺盛」といった声があがっている。

 従業員DIをみてみると、受注が増加した建設業で人手は一層不足している。売上や収益性が改善しつつある飲食業・サービス業でも人手不足がさらに進んできており、全業種で人手不足・人件費上昇や採用難が深刻である。

次期は回復見込み

 次期見通しについては、総合業況DIはマイナス12で今期から11ポイント改善の見込み。飲食業・サービス業は今期から14ポイント増のマイナス4と大幅に改善すると見込まれている。製造業、小売業・卸売業も大幅に改善する見込み。一方、今期は比較的好調だった建設業については若干の悪化が予想されている。

 調査は同会議所会員事業所3700事業所に対して1月1日から3月31日にかけて実施され、556件の回答を得た。回答率は15%だった。

湘南巻き爪矯正院 相模大野院

無料相談会実施中!神奈川16店舗展開 施術実績41万回超 切らない・痛くない「負担の少ない施術」

https://shonanmakitume.com/sagamihara/

【物価高騰支援給付金】手続きは5月16日まで

給付金の受取には支給要件確認書の返送が必要です。対象の方は期限までに手続きをお願いいたします。

https://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/kosodate/fukushi/1026642/1030750/index.html

<PR>

さがみはら南区版のトップニュース最新6

小中学生が全国で躍動

相模原SSC(スピードスケートクラブ)

小中学生が全国で躍動

年間覇者2人、日本代表1人

4月24日

「閉園後の活用に感謝」

中和田幼稚園

「閉園後の活用に感謝」

園の備品を市内外に寄贈

4月24日

自治会IT化で負担減

相模台地区

自治会IT化で負担減

担い手不足解消へ

4月17日

自転車盗増加数が県最多

南区

自転車盗増加数が県最多

前年比、3割超え

4月17日

横浜地裁へ署名を提出

横浜地裁へ署名を提出

合議制裁判の早期実現求め

4月10日

生成AI 約6割が利用

県内市町村

生成AI 約6割が利用

本紙調査 「業務の時短に効果」

4月10日

あっとほーむデスク

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

バックナンバー最新号:2025年4月24日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

X

Facebook