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「自分で動けるね」 タイへ子ども用車いす贈呈

公開:2012年4月5日

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「現地を訪問したことで、日本での整備のとき、タイの子どもたちの顔が浮かぶようになりました」と広瀬さん
「現地を訪問したことで、日本での整備のとき、タイの子どもたちの顔が浮かぶようになりました」と広瀬さん

 今年1月、タイへ子ども用車いす80台を寄贈した相模女子大学(南区文京)の学生ら10名がこのほど、バンコク郊外を訪問。贈呈式を行い、修理工場や養護学校を視察した。

 このプロジェクトは、昨年6月より、同大学学芸学部英語文化コミュニケーション学科の学生14名が始めたもの。東日本大震災でタイから義援金や発電機の無償貸出などを受けたことや、発展途上国で子ども用車いすが慢性的に不足していることを知り、企画した。7カ月間で、国内の養護学校やNPO法人から中古の車いすや歩行補助器具を譲り受け、学生自らも整備をし、障がい児のサポート活動を行うアジア最大規模の団体「Association of Physical Handicapped Thailand」へ寄贈した。

再利用で乗り継ぐ

 贈られた車いすは、同団体の管理の下、養護学校などの各施設にレンタルされる。その後、故障や使用する子どもの成長や症状の変化に伴い、乗り換えられる。返却された車椅子は、団体が施設内の工場で修理の上、別の子どものもとへ。「『この子が自分の意思で動けるようになるのね』と子ども以上にお母さんが喜んでいました」とプロジェクト代表者の広瀬由梨さん。

式に感無量

 子ども用車いすの必要性を目の当たりにした現地訪問。「自分たちが修理・整備した車いすを贈呈式で見たときは感無量でした」(広瀬さん)。その達成感を分かち合いたいと、今回の経験をもとに「ボランティアツアー」を企画、旅行会社に持ちかけた。この新商品は今年夏ごろから発売予定で、参加費の一部は、今後の活動資金に充てられるそう。

 なお、中古の子ども用車いすは現在も募集中。問合せは大学企画政策グループ【電話】042(742)1733へ。
 

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