ヴィレッジ柔道部 リオ・東京「うちから選手を」 東日本3部優勝 アテネ銀・泉さんが指導
東京都文京区の講道館で9月15日に行われた「第50回東日本実業柔道団体対抗大会」(男子3部)で、株式会社ヴィレッジ(南区松が枝町)の柔道部が初出場で初優勝を果たした。これは市内の実業団においても初の快挙となる。
大会には57チームが出場。1チーム3人の団体戦で、トーナメント方式で争われた。ヴィレッジは決勝まで順調に勝ち上がり、最後に2―0で「オリーブスパ」を下し、見事王者の座についた。同社の増子雅洋代表取締役は、「東京オリンピックにうちの部から選手を輩出することが出来れば。(3年後の)リオも狙いたいね」と喜びを語った。
同柔道部は2012年4月に発足。監督を務めるのは2004年アテネ五輪・柔道銀メダリストの泉浩さんだ。”柔道が好き、ずっと続けたい”という思いを持った者が集まりスタート。現在部員は5人。全員、強豪・旭川龍谷高校柔道部の出身者だ。週2回都内の大学などへの出稽古と日曜日の練習。柔道に励む一方で、携帯電話販売など多岐に渡る「ヴィレッジ」の正社員、契約社員として働き、仕事との両立をモットーとする。「柔道への思いは強い奴ばかり。いずれは国際大会に出場できるチームにしていきたい」と泉さん。泉さん自身も、再来年からメンバーに加わるという。「柔道・格闘技人生で”人は宝だ”ということを強く感じてきた。繋がりを大事にしながら、相模原市で柔道を盛り上げていきたい」と話した。
同部は11月に全国の舞台を控えており、現在大会へ向け練習に励んでいる。
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