南区相模大野在住の会社員、伊藤佑一(ゆういち)さん(27)が、11月24日に東京都世田谷区で行われた第7回「全日本体重別腕相撲選手権大会」(日本腕相撲協会主催)に初出場し、85kg超級右腕の部で優勝した。
文字通り腕相撲日本一を決める同大会。伊藤さんの男子上級クラス85kg超級右腕の部には全国から8人の”剛腕”が参加した。
伊藤さんは、予選・決勝リーグを通じて全勝で優勝を飾った。また左腕の部でも85kg級に出場。決勝では相手を追い詰めながら逆転を許し2冠は逃したが、見事2位に入賞した。
初出場での快挙に伊藤さんは「強い相手もいたけど、優勝して自信がついた」と話した。一方、左腕については「相手が強かった。まさか返されるとは思わなかった」と悔しさを滲ませた。
また同大会には伊藤さんが所属するアームレスリング道場「太田道場」の道場主、太田豊さん(42)も出場。右腕の部で本来の65kg級から2階級上の85kg級に挑み、2位に入った。
伊藤さんは高校生の時、太田さんが営むクリーニング店(南区東林間)の裏手に設けられた筋力トレーニング場で、部活動の野球に生かすための体力づくりを始めた。そこで太田さんと腕相撲に興じるうち、その面白さに引き込まれていった。7年ほど前、同じ場所に太田さんがアームレスリング専門の道場を併設したのをきっかけに、本格的に競技として取り組み始めたという。一昨年、オールジャパンアームレスリング連盟(AJAF)主催の全日本の大会(A1男子ライトハンド80kg級)で優勝。一躍注目を集めた。
「世界一を目指したい」と語る伊藤さん。太田さんは、「佑一が道場を有名にしてくれた。今では彼と勝負するために来る人もいる」と、伊藤さんの活躍に目をみはる。太田道場は現在、南区南台にある貸スタジオ「スタジオB」内で、週に1回活動を行っている。
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