南区御園の出版社「(有)ななみ書房」（長渡晃社長）から７月15日、書籍『わ・た・し とびおりちゃいました』＝写真＝が出版された。
著者は茨城県在住の高橋和美さん。両親の不和により複雑な家庭環境で育った高橋さんは、親の離婚をきっかけに重度の摂食障害、アルコールや向精神薬依存に陥り、自傷行為を繰り返した。34歳の時に高所から飛び降りを図り、一命を取りとめるも、脊髄を損傷し車椅子生活に。その後、夫である健一さんやカウンセリング専門のＮＰＯ法人との出会いにより、人生の希望を取り戻し、現在はカウンセラーの仕事に携わっている。高橋さんは著書の中で自らの経験を赤裸々に語り、「どんな人でも人生やり直せる」と呼びかける。
出版元のななみ書房は２００５年に設立。出版・表現・文化にこだわり、保育や福祉分野の専門職に対して必要な教材や文献を数多く手がけている。書籍は四六判で１９６頁。定価１３００円（税別）。市内の一部書店か注文で購入できる。
問合せはななみ書房【電話】０４２・７４０・０７７３へ。
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