相模原市は５月29日、一般会計に４億３００万円を追加し、総額２５５９億３００万円とする６月補正予算案を会期中の定例議会に上程した。４月に行われた市長選挙を受け、当初予算では必要最小限の義務的経費の計上に留めた骨格予算だったため、今回の補正予算案では肉付けとなる政策的経費を計上。「さがみはら新都心」（広域交流拠点整備事業）実現に向けた内容に重点が置かれた。
具体的には、相模原駅周辺まちづくり推進事業に５９９４万４千円を計上。相模総合補給廠の一部返還地や共同使用区域に整備する道路の測量、設計、周辺道路の交通量調査を盛り込んだ。リニアまちづくり関連推進事業は９３８２万６千円を計上。中間駅の設置が決まったＪＲ橋本駅周辺の整備に向け、検討委員会で示された周辺の土地利用案などを詳細に検証し、導入機能を具体化するための調査を行う。加えてＪＲ東海が緑区鳥屋の敷地約50ヘクタールに整備するリニアの関東車両基地周辺の調査費用も盛り込んだ。
がん検診無料クーポン拡大
そのほか、がん施設検診事業に１４９７万３千円、がん集団検診事業に80万７千円を予算化。子宮・乳がんの検診無料クーポン券配布事業の対象年齢を拡大するもので、７月には対象者にクーポン券が送付される予定だ。
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