南区当麻の時宗寺院、当麻山無量光寺で10月23日、開山忌法要が行われた。
開山忌は、時宗の開祖である一遍上人の功績を称える法要で、毎年同日に行われている。この日も、同寺の本尊で市重要文化財になっている「一遍上人立像」の特別公開や檀家男性による双盤念仏、子どもたちの稚児行列など恒例行事が行われた。
一遍上人が全国遊行の中で広めたとされる「踊り念仏」は、同寺では25年前に檀家の柿澤孝江さん(76)の呼びかけで再興。同日は女性22人が紫の装束を身にまとい、本堂中央に置かれた太鼓の周りを回り所作を披露した。初めて踊り念仏を見たという相模台在住の猪俣達夫さん(72)は「希少な機会。伝統を受け継いでいるというのはすごいこと」と話していた。リーダーの柿澤さんは、「来年は、新しいうたを披露したいと思っている」と話した。
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