産業を中心とした都市づくりの新拠点として開発が進められている南区の当麻地区に、大規模工場の建設が進められている。1986年にコンビニエンスストア向け「チルドデイリーメーカー」として厚木市で設立されたプライムデリカ株式会社(齊藤正義代表取締役社長)の工場で、操業開始は来年3月を予定。1000人規模の雇用創出が見込まれている。
工場の規模
プライムデリカ株式会社は、2001年に南区麻溝台に新社屋を建設し、本社を移転している。現在、建設されている「相模原第二工場」は4階建てで、延床面積は約2万平方メートルの巨大施設。唐揚げのような惣菜やサラダ、デザートなど、コンビニの店頭にそのまま並ぶ多彩な商品づくりに対応する。
新工場は年間150億円規模の生産が可能。1000人規模の雇用を予定しており、同社としても大規模の工場となる。新工場が稼働後、来年4月には老朽化した厚木工場を閉鎖する予定だという。
企業の理念は
30周年を迎えた同社の齊藤社長が、企業理念として掲げるのが「お客様に信頼される誠実な企業でありたい」。これは創業当時から変わらない。
また齊藤社長が就任以降、目指しているのが「従業員を大切にする企業」。その1つが「ホットライン」の創設。パート従業員も含め、気になること、改善点、アイデアなどを自由に提案できるシステムで、どんな意見であっても、丁寧な対応を心掛けている。また、社員からの挨拶の徹底、パート従業員向けの懇親会など、風通しの良い環境づくりにも専念している。
「新工場では1千人規模の雇用を創出できます。今後も地域に密着し、地元の方々に愛され、従業員にも愛される企業を目指していきたい」と齊藤社長は話している。
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