優れた工業技術を表彰 市内2社がビジネス賞に
県内の中堅・中小企業を対象とする今年度の神奈川工業技術開発大賞が決定し、10月30日に県から発表された。
県と神奈川新聞社の共催で1984年から行われているこの表彰。35回目を迎えた今回は32件の応募の中から(株)アイティエス21企画(横須賀市)とヘルツ(株)(横浜市神奈川区)が大賞を受賞した。相模原市からは(株)ケイ・ジー・ケイ(中央区)とマイクロテック・ラボラトリー(株)(南区)の2社がビジネス賞に輝いた。
大賞を受賞した(株)アイティエス21企画は、車両改造せずに自動運転車の運転行動情報が取得できる行動評価実験車の開発に成功。自動運転の世界標準化に向け、研究開発速度を加速させた功績が評価された。
ヘルツ(株)は、電気を使わずに振り子方式と倒立振り子方式を組み合わせた新たな防振機構を開発。従来製品と比べて防振特性を大幅に向上させた超低周波数防振システムの製品化に成功した。
他には(株)五十嵐電機製作所(川崎市幸区)、サクラテック(株)(横浜市港北区)、(株)サザン音響(鎌倉市)の3社が奨励賞を受賞。11月12日に県庁で表彰式が行われた。
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