マイクを使わず語る阿部さん
上鶴間生まれで１０１歳になる阿部種雄さんを講師に迎えた特別講演「１００年 私の今昔物語」が、６日に上鶴間公民館で行われ、92人がその言葉に耳を傾けた。
大正の時代から地域の変遷を見続けてきた阿部さんは、相模原で盛んだった養蚕の歴史、晴れ、雨、曇りを花火で知らせた天気予報、所帯を持つために自宅に井戸を掘った苦労話などを、時にユーモアを交えながら講演した。ほかにも東林間の名前の由来や、駐留米兵からビールをもらった逸話なども披露され、熱心にメモを取る来場者の姿も見られた。
最後に阿部さんは「１０１歳まで生きられたのは、地域の人が仲間に入れてくれたから。皆さんも自分の楽しみと仲間を見つけてくださいね」と締めくくった。
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