北里大学病院 乳腺甲状腺外科だより 第2回 乳癌は怖くない
乳癌は日本人女性の10〜11人に1人が罹患すると言われており、非常に身近な疾患です。ホルモン感受性の有無やHER2蛋白の有無により4つのサブタイプに分けられ、サブタイプごとの治療法が確立されています。
早期の乳癌であれば、手術を行ったあとホルモン剤や抗がん剤などの補助療法をしっかりと行うことで、再発を防ぐことができます。しかし中には、進行が早く悪性度の高い乳癌があります。当院ではそのような乳癌に対する治療や、最先端の治験を行っています。また、新たな治療法やマーカーの研究、学会活動も積極的に行っています。
まずは早期発見が大切ですので、検診機関にて乳癌検診を定期的に行っていただき、癌の可能性があれば専門施設での精査・治療をお受けになるようおすすめします。これからも地域施設と連携し、患者様によりよい医療を提供できるよう努力していきます。
|
|
|
|
|
|