神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS

相模原市高齢協 「人材」「財政」課題に取り組む 大久保前会長、活動振り返る

社会

公開:2020年7月9日

  • X
  • LINE
  • hatena

 市内約140の事業所が加盟する「(一社)相模原市高齢者福祉施設協議会」。会長を2期4年務め、6月末に顧問に就任した大久保祐次さんは4年間の活動について、「福祉施設における『人材問題』と『社会福祉法人の財政問題』に取り組んできた」と振り返る。

 介護施設での人材不足については、希望者の減少に加え、近隣市町村による人材の囲い込みや養成校が津久井高校のみになってしまったことを挙げ、「初任者研修」「介護援助員事業」などにより、介護職未経験者の開拓と養成に努めてきた。

 社会福祉法人の財政問題について「従来型特養では7割近くが赤字になっている」と危機感を表す。介護報酬制度は国が定めるものだが、隣接する自治体よりも低く算定されており、苦戦を強いられているという。

 介護度による入所要件による不利もあるが、大久保さんは「社会福祉法人施設と民間施設との事業所数でのバランスも必要」と話す。

 新型コロナウイルスの影響で、次期会長の選出などは書面決議による総会で決められた。大久保さんは「お世話になった方々に挨拶ができなくて残念。4年間、会員や行政機関の皆さまには協力頂き感謝しています。各事業所が抱える課題も徐々に解決に向かう道筋は付けられたと思う」と感謝の思いを語る。

 新型コロナの余波は施設に大きな緊張感をもたらした。それでも、コロナによる介護現場での死者数の比率は欧米に比べ低いデータが出ている。大久保さんは「現場では職員がとても慎重になって、利用者に対応している」と日本の介護スタッフの健闘を称えた。
 

さがみはら南区版のローカルニュース最新6

西善寺で花まつり

西善寺で花まつり

600人が参拝

5月2日

高校生プロボクサー誕生

高校生プロボクサー誕生

光明相模原高の竹内凰騎(おうき)さん

5月2日

区内企業が被災地支援

能登半島地震

区内企業が被災地支援

医療用マスクなど提供

5月2日

「音響、教育機会も同等に」

南市民ホール

「音響、教育機会も同等に」

中学生投書 市へ取材

5月2日

今年も群泳200匹

佐野川こいのぼり

今年も群泳200匹

5月5日まで 200m谷渡し

5月2日

「唯一無二の歌を」

伊勢正三さん・イルカさんインタビュー

「唯一無二の歌を」

6月7日、グリーンホールでライブ

5月2日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月6日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

  • 12月1日0:00更新

さがみはら南区版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年5月2日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook