9月から「さむかわ朝市」を行うさむかわ朝市実行委員会の委員長 臼井 剛さん 岡田在住 50歳
商店の魅力づくりに心傾け
○…9月11日から毎月第2日曜日に駅前公園で『さむかわ朝市』がスタートする。「私が子どもの頃は寒川駅前も賑わっていましたが、今はさみしい状況。技術があり、魅力ある店しか生き残れないのでは」と厳しい現実を見据える。商店会に活気を取り戻し、店と町民のつながりを作ろうと、実行委員長として昨年から準備を進めてきた。主体となるのは、平成21年に発足した駅周辺4商店会による寒川駅北口商店会。その会長でもある。
○…生粋の寒川っ子。祖父の代は農家、父が温室や造園を始め、生花店が家業に加わった。父の跡を継ぎ、(株)ウスイ植物園を切り盛りする。魅力ある店作りのために様々な場面で工夫を凝らしてきた。例えば、観葉植物は仕入れてきたものをそのまま売るのではなく、贈答用にもできるよう陶器の鉢に植え替えて販売をしている。「お客さんに素敵だな、と思ってもらえるようにしないと」と話す。ちなみに好きな花はバラ。仕入れにも力を入れているようで、バラの色や長持ちする種類など、蓄えてきた知識を流れるように語る。
○…生花を扱うためなかなか休めないが、たまの休日にはジムに通って身体を鍛えている。「学生時代はバスケや空手などで筋肉がついていたんですが、今は時間がなくて…」とお腹を触りつつ苦笑い。奥さんや3人の子どもたちに言われたことをきっかけに、体力づくりに乗り出したそうだ。「少しずつ成果が出てきた」と笑う。
○…地域活性の手段は『朝市』だけではない。冬には昨年同様に、寒川駅北口商店会でイルミネーションを設置する予定だ。「今年はもう少し増やしたい」。いずれは北口にエスカレーターなどもでき、導線が変わる。その時、通りにイルミネーションがあれば人通りも増えるだろう。「地元から『観光スポット』を作っていければ」。イルミネーションを寒川町の冬の風物詩とするのも夢のひとつだ。
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