寒川町議会議長に就任した 杉崎 隆之さん 小谷在住 48歳
18人『チーム寒川』で
○…2月28日付で就任。今年は改選の年で、日程的にも選挙から議会までの間隔が短く、あいさつまわりなど多忙な毎日を極める。「議長を経験された先輩も多く、ご指導いただきながらやっていきたい。また、新人も多く、みんな一緒に『チーム寒川』という形で、18人が同じ思いでまとまっていけたらいいですね」と抱負を語る。
○…昨年12月に初の議会報告会を開催した寒川町議会。開かれた議会への第一歩を記すことになったが、運営方法など今後の課題として議論が必要な部分も出てきた。「当日は土曜日に開催したのですが、本会議や委員会を土日に開催するという選択肢もある。近隣市町村の例も参考に検討していきたい」。顔の見える議会、仕事が見える議会への案は尽きない。「今後はさらに議会改革を進めながら、議会の活性化、効率的な議会運営を行うことで、議会のチェック機能の強化を図っていきたい」とイキイキした表情で議会の将来を見据える。
○…青年会議所でまちづくりに携わり、いつしか議員を志すことに。38歳のときだった。「情報がなかなか入ってこない。そんな中、自分たちでやろうという機運が高まった。壁は厚かったですけどね」と当時を振り返る。「寒川には都会の感覚があると思っています。囲まれている近隣市に置いて行かれないようにしないと」。言葉の端々に『寒川愛』があふれる。
○…趣味は高校野球観戦。夏場は一日中テレビの前から動かない日も。強豪校同士の対戦があれば、近隣の球場に駆け付け、生ではつらつとしたプレーを堪能する。「何が魅力かよくわかりませんが、プロと違ってスピーディなところもいい」。時間を見つけては練習試合に観戦に行くというから筋金入りだ。自らも高校球児を目指し、強豪校の推薦入学が実現していたが、怪我で野球を断念。高校時代はラガーマンとして活躍した。
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