寒川町観光協会の事務局長に就任した 前原 宜明さん 元寒川町職員 60歳
想いは未来の寒川へ
○…「寒川町は湘南地域の一角を占め、縦貫道路インターチェンジが2カ所。そして何よりも寒川神社の存在があり、発展のポテンシャルは非常に高い」。4月1日の就任から2カ月、未来の寒川を見据えて動き続ける。観光協会はこれまでに花火大会、産業まつり、町内神社のお祭りなど様々なイベントに取り組んできた。有志による獅子舞の会も育ち、小出川彼岸花祭りも広域で実施するように。「これまでの取り組みをしっかりと引き継ぎ、これからの大事な2年につなげていきたい」と話す。
○…これからの2年間とは――。さがみ縦貫道路の全線開通が見込まれるまでの大事な2年間、観光客の流入激増が見込まれており、それまでに受け入れ体制を整えなければならない。現状でも寒川神社参拝者は年間190万人といわれており、それ以上の流入が予測されるのだ。「町や商工会でも寒川神社門前町構想を検討している。これらの非常に恵まれた条件をいかに町の発展につなげていくか」と話し、そのためには観光協会事務局の充実化も視野に。スタッフ・会員の拡充、事務所の独立、法人格の取得など、取り組む課題は山積みだという。
○…4月まで寒川町役場に勤務。35年間、様々な部署に籍を置いたが、観光協会とのかかわりも強かった。1990年には町制施行50周年記念事業を担当し、翌年には観光協会の設立にも携わる。2006年には産業振興課長に。最後は都市建設部長として、さがみ縦貫道路、湘南台寒川線にかかわった。「めぐりめぐってこの仕事をさせていただくわけですから、何か縁のようなものを感じます」
○…東京生まれ。父親の仕事の関係で茅ヶ崎に移り、当初は銀行勤めをしていたが、縁あって寒川町役場に。退職した今では週1回のテニスとお酒の席が何より楽しみだ。「7月には『さむかわ神輿まつり』も開催されますよ」。どんな場所でもPRに次ぐPRの日々。
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