寒川町成人式の実行委員会委員長を務める 佐々木 遼さん 倉見在住 20歳
成人式裏方で恩返し
○…自ら立候補して11人の委員の一員となり、5月から月1回の会合で委員長として会合を取りまとめた。いよいよ1月12日の本番を迎えるだけとなった。「最初の顔合わせからみんなに声をかけることを心掛けていました。みんなから出てくるのは良い意見ばかりで、それを一つにしていくのが難しかった」と話すが、その表情は『やり切った感』あふれる充実したものだった。
○…テーマは「翔(しょう)」。寒川で育ち学んだ仲間が、この20歳の門出で時を共にし、絆を胸に夢や目標に向けて、新たに羽ばたいていこうというイメージ。「失敗してもいい、勇気を出して仲間と一緒に翔ぼう、という意味ですね」。当日は小・中学校時代の懐かしい写真をたっぷり使ったスライド上映が見どころ。「あとは細部を仕上げるだけです」と出来上がりは上々の様子。当時、教育長を務めた三澤芳彦氏のビデオメッセージもある。
○…小1から始めた空手に熱中する。町内の『励武塾』での鍛錬に励み、輝かしい実績とともに、現在は後進の指導にもあたる。「母親の影響でジャッキー・チェンに憧れました。いつか会ってみたいですね」。厳しい練習環境に音を上げることもあったが、旭が丘中時代にはカナダの世界大会で入賞した経験も。「学校外の活動なのに、当時の三澤校長は表彰の対象にしてくれた。本当に感謝しています。委員に立候補したのは恩返しの意味もある」と町への貢献を第一に考える。
○…寒川生まれの寒川育ち。高校時代は豪州で空手2部門制覇も。現在は鶴見大学の英語英米文学科で学ぶ。「海外で外国の選手とうまく話せなかったことが悔しい。将来は客室乗務員が出来るくらい英語がうまくなりたい」と夢を語る。空手の東京五輪正式種目採用に向けての活動にも積極的に参加。「東京五輪、もちろん出たいですよ」。優しい笑顔が印象的な表情が、一瞬キリっと引き締まった。
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