寒川町議会議長に就任した 黒沢 善行さん 宮山在住 50歳
議会が一つになった
○…2月23日付で就任。「寒川町は、これからいろいろな課題を抱えて重要な時期を迎えます。しっかりやらなければと重責を感じています」と抱負を語る。取材したのは3月会議が始まったばかりの頃。「議長席から見える景色に緊張しますね。議長を経験された先輩が5人いらっしゃる。ご指導・ご協力をいただきながら、しっかりと役割を果たしていきたい」と力強く話した。
○…さがみ縦貫道路が開通して注目を浴びる寒川町だが、議会でいま一番の話題といえば、タブレット端末の導入。この3月会議から本格的な利用が始まった。「今のところ順調に進んでいます。資料を見るということに関しては、紙とまったく遜色はありません」。導入まで一年かけて検討を続け、ようやく実現した。議会改革の一環だが、なにより議会が一つになって導入まで突き進めたことが大きい。「議会だけで年間約92万円のコスト削減が見込まれ、執行部側を含めた有効活用により、さらに大きな削減効果が表れるはずです」。紙の削減に取り組むのはどこの議会でも同じこと。確かに寒川町議会の導入は早かった。
○…幼稚園から高校まで寒川で過ごす。「議員になるとは夢にも思っていなかった」と当時を懐かしむが、いまや育ててもらった町に恩返しをする立場に。「議員になって初めて知ったことも多かった。現場で当事者の話を聞かなければ何も理解できない、ということも」。町民に信頼される議会を目指し、議会改革の流れも止まることはない。「もっと発信力を高めていきたい。全国、全世界に広がるといいですね」と未来を見据える。
○…趣味は読書とスポーツ観戦。「月に4〜5冊は読みます。寝る前に少しずつ」。20歳前後の頃は当時流行していたブレイクダンスを踊っていた。「そんな感じに見えませんよね」と照れながら微笑む。2世帯で6人家族。
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