4月1日付で寒川町副町長に就任した 常盤 哲弘さん 58歳
町の課題と向き合って
○…副町長は町長を補佐し、町職員と町長をつなぐ重要な役割。町長不在時には、その職務を代行する。打診を受けたときは何日か悩んだという。というのも58歳という現役世代。「まさかこのタイミングで話が来るとは。土木畑を歩んできた自分に不安もあった」と素直に打ち明ける。しかし、最終的にはそのプレッシャーに打ち勝ち「やってみたい、という気持ちになった。逆に、広いところを見てみたい、という心境です」と晴れ晴れとした表情に。道路や公共施設の管理など、町がおかれている現状に正面から取り組む決意だ。
○…4月1日を迎えると「次から次へとわからないことばかりで」と慌ただしい日々を過ごすが、「新採用の時のようなフレッシュな気持ちでもあります」と持ち前の明るさで乗り切る構え。
○…大学で農業土木を学び、測量会社に就職。25歳で入庁し「将来は測量会社を経営したいと思っていた」という知識を活かし、33年間、町の仕事に全力を尽くしてきた。茅ヶ崎市で生まれ育ち「茅ヶ崎にくらべ、寒川は田舎の風景が広がって、逆に故郷のような雰囲気を感じていた」と子どもの頃の印象を話す。当時は工業団地が造成中で、田端の親戚を訪ねた際はよく周辺で遊んだという。「まだ産業道路も通ってない頃ですよ。いまの寒川は発展しましたね。駅前も区画整理が進み、さがみ縦貫道路も開通しました」と寒川への思いとともに振り返る。
○…趣味はオーディオ。音楽を聴くことはもちろん、何より機器を自作すること。「昔はアンプをよく作りました。真空管のアンプは最高にいい音ですよ。人間らしいというか…」と現在でも熱心な様子。「今はネットで部品が揃いますからね」とお気に入りのジャズを自作の機器で楽しんでいる。家が海に近いこともあり、釣りを楽しむ機会も。「静」をイメージさせる趣味で、オンオフの切り替えも万全。
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