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湘南遺産に登録された水道記念館(宮山)で館長を務める 勢登 土志夫さん 横浜市在住 68歳

掲載号:2020年8月28日号

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たたき上げの水道マン

 ○…水道記念館で2年ほど前から館長を務めている。新型コロナの影響による休館を経てようやく再開、電話応対や館内消毒の忙しさも増してきた。入場制限など課題も多いが、小学校の見学依頼も20件ほど寄せられている。記念館が「湘南遺産」に選ばれたことも明るい話題だ。建物は県営水道発祥を伝える旧送水ポンプ場。隣接の浄水場は今も県内15市町の生活を支える。普段は目立たない「水道」に光をあて発信することが使命だ。

 ○…横浜出身。横浜高校時代はラガーマンとして活躍。県企業庁に就職した後に茅ケ崎の水道施設に配属され、自転車で畑が広がる寒川町をまわった。任務は転居による水道料金精算や、未払い関連の訪問。時々強面の住人に怒られたり、玄関からスリッパが飛んでくることもあったが、今ではいい思い出。大雪で停電し、配水が止まった日も忘れられない。「赤ちゃんのミルクが作れなくなる」と、容器に水を汲んで仲間と家々を回った。その後水道メーター点検の指導や人事など水道のあらゆる業務を担い、定年退職後は(財)かながわ水エネルギーサービスの営業課長に。今では館長のほか発電所の案内にも携わる。

 ○…東京や横浜の水道啓発施設も視察して、改めて気づいたのは寒川の記念館が子ども目線を大切にしていること。記念館前の清流には乳幼児の親子が多いため、誰もが楽しめるような歌や踊りの企画も練ってきた。「遊びに来た小さい子が大人になって、昔行ったなあと思い出してくれれば」。嬉しそうにさし出すのは寒川取水堰の写真が入った「ダムカード」。全国から問い合わせが来るあたり、水道は目立たない町の人気者なのかもしれない。歴史と誇りを胸に、今日も館内を駆け回る。

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