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バルーンアーティストで、公民館での講座やイベントで活動する 井上 浩子さん 宮山在住 63歳

掲載号:2021年4月2日号

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ふくらんで、結んでほら笑顔

 ○…昨年の暮れ、子どもたちにバルーンアートを教えた。テーマはクリスマス。時折膨らませた風船がビューと飛んだり割れたりと、随分賑やかだったらしい。ねじり過ぎると割れやすく、少しずつ萎むから大型作品の場合は手際のよさも重要だ。産業まつりでは風船を次々に犬やウサギ、剣に変え、子どもが笑顔にならないわけがない。今はイベントが難しい状況だが、4月は桜、5月は兜、その後は紫陽花へ、と創作意欲はふくらむ一方だ。

 ○…宮崎県日向市出身。遠い故郷の風景は高い建物が少なく海にも近い。目を細めて「相模湾にも近い寒川の風景に似てますよ」。将来は看護師か教員に-という夢を叶え、保健の先生として小学校に就職。「保健室を訪れる子どもにお母さんのように接したい」とエプロン姿で過ごした。有名なバルーンアーティストに習ったのが7年ほど前。学校の掲示板をバルーン作品で飾り始めた。「作品が作れれば泣いている子どもとの話のきっかけ作りになるし、不登校の子が『作りに行こうか』となるかもしれない」。30年以上勤めてすでに退職している身だが、今は新型コロナの影響を受けた教育現場が気がかりという。

 ○…子どもと同居するため、2年半前に寒川に移住。「ワクワクしながら来ましたよ。だってサザンや松任谷由美の曲で湘南が憧れでしたから」。宮崎を遠く離れても、特段暮らしに変化はなかった。時々故郷の「冷や汁」を作る。焼き魚をほぐしてダシをとり、味噌やゴマを入れて仕上げるのが実家流。「寒川ではいい人にばかり出会います。大きなことはできないけど、楽しく過ごしつつ町になじめたら」。待ちわびているという中央公園の桜は、いよいよ満開だ。

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