茅ヶ崎警察署長に就任した 藤井 樹(たつる)さん 茅ヶ崎市在住 54歳
頼りにされる存在に
○…41代目となる茅ヶ崎警察署長にこのほど就任した。「茅ヶ崎市民と寒川町民の安全と安心を確保することが私たちの役目です」と意気込む。「頼りにされる茅ヶ崎署であろう」が訓示。「茅ヶ崎、寒川を合わせてボランティア団体が58団体あるので、官民が連携して警備を強化していきます」と表情を引き締める。
○…横須賀市出身。少年時代は自然溢れる海の街で育った。「よく釣りをしましたね。あと女の子をいじめては母親がよく先生に呼び出されていました。やんちゃな子どもでしたよ」と笑顔で振り返る。中学校卒業と同時に地元の少年工科学校に進学。ここで4年間、自衛隊の知識を学んだ。「小さい頃から戦争映画が大好きで制服に憧れていたんです」。学生時代は厳しい訓練の繰り返し。戦闘訓練では水溜りの中を泥だらけになってほふく前進したという。「わざと水の周りを避けていたら教官に見つかって頭を叩かれましたよ。今でも覚えてますね」と爽やかに笑う。
○…警察官を志したのは学校を卒業して陸上自衛隊第一ヘリコプター団に勤務していた時。「外出時に街中で県警募集のポスターを見かけたんです。それですぐに応募しました」。茅ヶ崎署に配属される前は本部の警備部警備課に所属。昨年5月には県内で開催された全国植樹祭で責任者を務めた。「重大警備を完遂できたことは誇りに思います。両陛下の御身辺の安全に最大限の注意を払いました。(同年11月の)APECの警備に弾みが付けられたのでは」と満面の笑み。
○…趣味はサイクリング。「この前は鶴嶺神社に御参りしました。サザン、ラチエン通りもプラっと走ってきましたよ」とすでに茅ヶ崎への愛着を持ち始めている。しかし、同時に管内で多発する振り込め詐欺に対しても触れ「警備の効果が出始めていますがこの先も1件でも犯罪を減らす努力をしていきます」と安全確保を誓った。
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