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寒川版 公開:2016年8月26日 エリアトップへ

湘南梨品評会で県知事賞を受賞した 金子 共秀さん 宮山在住 45歳

公開:2016年8月26日

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お客様に喜ばれる梨を

 ○…寒川町、海老名市、綾瀬市、大和市及び湘南梨組合連合主催の第57回湘南梨品評会が8月18日に海老名市役所で開かれ、79点の出品者の中から最高賞の神奈川県知事賞に輝いた。「その年の渾身の作品が集まる中で、トップの評価をいただきました。本当に嬉しいの一言ですね」と受賞の喜びを語る。

 ○…梨の栽培を始めて23年。祖父から全てを引き継いだ。「経験や技術を教えてもらっただけではなく、お客様も全て引き継いでいる。最初は大きなプレッシャーでした。みなさんに満足してもらえる梨を作らなければならない」。経験の蓄積、そして勉強を重ねて出来上がる梨は、年々その味に磨きがかかってくる。今年受賞した「幸水」を買い求めた客から、すでにお褒めの連絡も届いている。「追加注文などをいただくと、さらに嬉しいですね」と頬を緩める。

 ○…どうしたら美味しい梨ができるのか常に考えている。組合の視察では近隣県の農家を訪ね、刺激を受ける。自分で考えるだけではなく、人の意見も取り入れる。養鶏に携わる父からは鶏糞の提供を受けるなど、栽培にかけるこだわりは人一倍だ。今後は「とにかくお客様に喜んでもらえるよう、できる範囲で全力を尽くす」と力説する。現在、寒川町で梨の栽培に携わる組合員は11軒。往時からはかなり減少したというが、伝統を守り抜く覚悟も持ち合わせる。

 ○…取材日は出荷作業に追われながらの忙しい一日。「趣味ですか?う〜ん、持ちたいですね」と笑う。すると奥から妻が「ぜんぜん暇がないです」とダメを押す。長男とバスケを楽しむことや「やっぱり晩酌ですね、趣味は」と一番嬉しそうな表情。梨に全力を傾ける姿がよくわかる。

 ○…取材の時点で、受賞の対象となった「幸水」はおそらく品薄状態になるのではとのこと。「豊水」に関しては、おそらく購入可能ではないかとのこと。

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