神奈川県優良工場表彰を受けた(株)木村産業の代表取締役 木村 孝明さん 一之宮在住 46歳
「社員は家族同然」
○…昭和20年に「木村木工」として寒川町に創業。昭和50年には田端の工業団地に移り、パレットの加工・販売会社として地域に根差した営業活動を続けている。3代目として経営者4年目を迎える今年、寒川町初の優良工場表彰を受けた。「嬉しい。とても光栄です。父や祖父に基礎を作ってもらい、いまの社員や、会社に係っていただいた全ての人に感謝したい」と微笑む。今後も、経営革新計画に係る新事業展開の申請が承認されるなど、未来を見据える。
○…「私どもがこのような評価をいただいてよいのでしょうか」と話すのは、寒川には他にも素晴らしい企業がたくさんあるのを知っているから。というのも『さむかわ次世代経営者研究会』に所属し、町内の若い経営者たちとお互い刺激し合い「こうした活動が今回の評価につながったのでは」と自己分析しているからだ。同会は、寒川町が推進している『エコノミックガーデニング』事業から派生した団体で、「コンシェルジュや職員の皆さんにお世話になった。貴重な経験をさせていただいた」と話す。
○…「IoTの導入に際して、省力化を図れる一方、一番大切なのは人間の力だということをあらためて理解した」とした上で「社員は家族同然」と言い切る。自分が感銘したセミナーは、社員にも受講させる。ベテランも新人も同じように大事にする。「働く人がイキイキとし、外から見て、働きたいと思ってもらえるような職場にしたい」と目を輝かせた。
○…寒川生まれの寒川育ち。高校時代にテニスに打ち込み、卒業後は家業を継ぐことも意識しながら、インストラクターへの道も模索したという。「今でも週末は汗をかきます。ストレス解消法ですね」と笑う。妻、子ども3人の5人家族。
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