ジョージア発信の音楽アルバム「Purenas」に企画協力した 早瀧 正治さん 宮山出身 32歳
海外からの目線、力に
○…「人生は何があるかわからない。自分が音楽デビューするとは」と驚きの表情。たまたま旅先で出会った外国人ミュージシャンら10人と、各々の国をテーマとした楽曲を制作した。自身が担当した1曲は、海外から見た日本のイメージをヒントにお経を取り入れたシュールな仕上がり。「世界にふれるユニークな試み。面白がって聴いてくれれば」とにっこり。
○…本業は海外企業のマーケティングや翻訳を請け負うフリーランス。「ネット環境とパソコンさえあれば、どこでも仕事はできる」と、1年の3分の2を海外で旅をしながら過ごすという新しい働き方を実践している。これまでに訪れた国は約30カ国。「その国の文化や社会を肌で体感してきた経験がアイデアを生み、より人生を豊かにしてくれている」と目を輝かす。
○…宮山生まれ、茅ケ崎高校卒業後に神奈川大学に進学。「青春時代は“わき役”中心。このままじゃ終われない」と日本を飛び出し、スロバギアの企業に入社した。その後チェコの企業に転職し、「余った時間に他の仕事をやってみよう」と気軽に始めた翻訳の副業で人生が変わった。海外企業が日本展開する際に、普通の日本語感覚が武器になることに気が付いた。2014年に独立し、現在は世界的大手企業の案件にも携わるまでに。ウェブメディア「ライフハッカー」にも寄稿し、働き方に悩む若者にエールを送る活動にも力を入れている。
○…日本での活動拠点は地元の寒川と茅ヶ崎。「特に寒川は、寒川神社を始め文化的背景はもちろん、圏央道など交通面も整備され、海外から見ても魅力がある町」と分析。オリンピックを前に、「世界中に散らばる友人たちに寒川の魅力を配信していきたい」と、これからの意気込みを語った。
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