SORA高 生徒11名 伝統芸能「糸あやつり」に挑戦 創作人形芝居を披露 14日(金)・19日(水)公演
県立相模原青陵(せいりょう)高校(南区新磯野/通称SORA(そら)高)では、選択授業「パフォーミングアーツ(舞台芸術)」で、江戸糸あやつり人形座(江戸一糸代表/東京都小金井市)を招き、2・3年生11人が300年以上続く伝統芸能「糸あやつり」での人形芝居の創作に挑戦している。14日(金)と19日(水)には、同校と近隣の相武台こどもセンターでその集大成を披露する(各定員50名)。
この授業は、若い世代への伝承活動にも積極的な同座の働きかけにより今年4月から、脚本から案を練るなど、“贅沢な”指導が行われてきた。人形のデザインは女子美術大学の学生が協力し、桜美林大講師の劇作家・横田修さんが演出。連携校にとっても初の試みとなっている。
本来は「舞台へ上がるまで最低5年」の世界。生徒たちは冬休み返上で奮闘している。公開1週間前には、「動かし続けていると、手がけいれんする」というほど重い本番用の人形の“人間らしい動き”を追求。自分自身の立ち回りをチェックした。「とにかく体力勝負!」と檄をとばす人形遣い・江戸一糸さんに、生徒たちは「もう疲れた~」と漏らしつつも、1000回に及ぶ人形の“歩行訓練”に粘り強く取り組んだ。なお、公演は14日(金)が同校・多目的表現学習室で、19日(水)が相武台こどもセンターにて行われる。各回とも15時40分より約40分程度。入場無料。観覧希望者は、【電話】042・747・0531同校(中山周二教諭)まで問い合わせを。
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