南区古淵を中心に活動する女声コーラスグループ『名前のない合唱団』（指揮／西田美榮子）が来月９日（月）、「ニューヨーク合唱フェスティバル」に出演する（主催／文化芸能国際交流機構）。会場は１２０年の歴史を誇る、あの”音楽の殿堂”カーネギーホール。『合唱団』は日本を代表して、マンハッタンの夜に美声を響き渡らせる。
東日本大震災復興支援のために企画されたこの合唱フェス。日本からは同機構の審査を通過した、折り紙つきの３団体が参加。一方、アメリカ側からは４グループ。ホワイトハウスが選定する音楽賞を受賞した少年少女合唱団や国連本部職員から成る「国連合唱団」など、ニューヨークで活躍する本格派グループがステージに立つ。
グリホも満席
『合唱団』の設立は１９８０年10月。地元政治家の後援会で、余興を行うために作られた小さなグループだった。２００１年にはグリーンホール相模大野で20周年公演を開催。会場に立ち見が出るほどの人気団体にまで成長した。現在は、平均年齢66歳の地元女性約40人が所属している。
この合唱団は、他のグループのようにいわゆる合唱曲を歌うことはまれで、正装し、静止して譜面を見ながら歌うこともない。ディズニーの楽曲やミュージカルナンバーなど誰もが知っている有名曲をコンサートでは披露。赤・黄・緑などのド派手なカラーＴシャツを身にまといながら、手を上下左右に大きく広げたりするなど、オリジナルのパフォーマンスが特徴だ（＝写真）。そんなカジュアルなステージが”誰でも楽しめる”と人気を呼び、「コンサートにまた行きたい」と楽しみにするファンも多いそうだ。
渡米メンバー約35人は現在、晴れの舞台を楽しみに、日夜、練習に励んでいる。
あの大物も
なお、この合唱フェスティバルはチャリティーイベントとして開催される。歌手・加藤登紀子さんも特別ゲストとして出演。東日本大震災復興支援のための義援金を会場で募る。
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