市内を中心とした建設業者894人からなる相模大野建設組合(南区上鶴間)では、「エルダーズ」と呼ばれる65歳以上の組合員が、今まで培ってきた知識や技術を市民に提供している。7月6日には、東林間で行われた地震による家具転倒を抑止するための講習会に参加した。
講習会は東林間自治会(福島康人会長)と共同で行われた。会場となった東林間児童館(南区東林間)には、自治会会員約60人が集まった。
はじめにL字型の金具などを使っての家具固定を説明する内容の映像を視聴。その後、「エルダーズ」のメンバー数人による実演指導が行われた。
金具を固定させるためには、天井や壁の下地(厚さ)を把握し、適切なサイズの釘やネジを使用しなければならず、十分な下地が無いと、ネジを差し込んでも金具がしっかりと固定されない。逆に下地があってもネジなどが通らなければ、家具を別の場所へ移さなければならない。
参加者らは、下地を探すための市販の専門器具を用い、エルダーズの指導のもと、金具の取り付け方について学んだ=写真。
同自治会では元々防災活動に対し高い意識を持っていた。各家庭の壁・天井と家具を金具で固定する方法は耐震補強策として有効だが、専門的な知識や技術が必要とされるため、今回組合と協力して講習会を開催した。同自治会の福島会長は「今後は、今以上に自治会の防災活動の充実を図っていきたい」と話した。
なお、建設組合では「今後も自治会などからの要請があった場合には、今回同様に講習に参加するなどして協力していきたい」と話している。
問い合わせは相模大野建設組合【電話】042・745・8140へ。
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