生まれ変わる市民会館 民間管理会社の運営に
相模原市民会館(中央区中央)が装いも新たに5月、リニューアルオープンする。管理・運営を行う指定管理者も民間事業者による新体制となり、著名なアーティストなどによる主催公演を増やしていく考え。その皮切りとして、5月17日(土)には東京フィルハーモニー交響楽団=写真=を招き、オープン記念コンサートを開催。同館は「いわゆる参加型公演を行うなど、市民の方々と共につくり上げる市民会館にしていきたい」と話す。
市民会館は老朽化にともなう建物全般の補強が必要だったことから、昨年5月から工事を実施。ホールの耐震強化、LED照明の採用、音響設備のデジタル化などが行われた。
管理運営を行う指定管理者も(公財)相模原市民文化財団から変更され、地元の総合物流業者「(株)ギオン」、相模湖交流センターなどを運営する「アクティオ(株)」、主に建物管理を手がける「(株)ウイッツコミュニティ」の3社からなる「ギオン・アクティオ・ウイッツグループ」が担当する。
今後は、月1回の主催公演の実施を目標に掲げる。そのこけら落としとなるのが、東京フィルを招いた5月17日(土)のリニューアルオープンコンサートだ。
日本史上最も古い歴史を持つオーケストラによる迫力ある演奏で、新生・市民会館運営をアピールする方針。今年12月には、市民公募の合唱団によるベートーベン「第九」の開催も企画している。
アクティオ(株)総合プロデューサーの秋山道夫さんは「市民の方々の期待に応えられる会館にしたい。変わったな、と思ってもらえたら」と意気込みを見せる。
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