相模原市は、市電設協同組合(大野則夫理事長)と市印刷広告協同組合(長田功代表理事)、和泉短期大学(中央区/佐藤守男学長)などと連携し、11月の「児童虐待防止推進月間」に合わせて現在、オレンジリボンキャンペーンを実施している。
市、大学などが啓発
これは、2004年9月に栃木県で発生した、2人の幼い兄弟が虐待の末、川に投げ込まれて命を奪われるという事件をきっかけに始まった、全国的な市民活動。シンボルカラーのオレンジは、子どもたちの明るい未来を象徴し、シンボルマークのオレンジリボンには、「児童虐待を防止する」というメッセージが込められている。
市内ではオレンジリボンキャンペーン活動の一環として11月4日から1週間、ウェルネスさがみはら(中央区富士見)の建物がシンボルカラーのオレンジにライトアップされた=写真。
また和泉短期大学の学生が作成したオレンジリボンに、市印刷広告協同組合が提供したメッセージカードを添えたものを、市関係者や同大学生らが相模大野駅前やJR橋本駅前(5日)、相模原駅周辺(10日)で配布した。さらに現在、南保健福祉センターやウェルネスさがみはらなどでは、パネル展示を行うなど(30日まで)、様々な形で「児童虐待防止」を呼びかける運動が広まっている。
児童虐待「まず知って欲しい」
昨年、市内の企業や団体等で発足した「相模原市児童虐待防止連絡会」(大野則夫会長=相模原市電設協同組合理事長)も、積極的にキャンペーン活動に参加している。発足以降参加企業・団体は増え、現在23団体が所属(2014年10月現在)。キャンペーン月間の11月に入り、市の一大イベント「さがみはらフェスタ」での啓発グッズの配布や駅前での街頭キャンペーンへの参加、会員や地域へ配る印刷物の制作=左ポスター=など、様ざまな活動を行っている。
大野会長は、「ニュースに出てくる痛ましい事件は、氷山の一角に過ぎない。児童虐待防止に向けたオレンジリボン運動があるということを、まずは一人でも多くの方に知ってもらい、活動の輪を広げていきたい」とし、今後の活動として「市や企業・団体の方々と手を取り合い、より一層普及活動に力を注ぎたい」と話していた。
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