「自分が住むならこんなまち」をテーマに、それぞれが理想とするまちを発表したり、それに向けできることを提案(プレゼンテーション)したりする大会「一番輝く南区づくり交流会〜産学官連携〜」が1月18日(日)、小田急ホテルセンチュリー相模大野で行われる。
事業を主催するのは「南区若者参加プロジェクト実行委員会」(田中慎也実行委員長)。同委員会は、若者の自由な発想をまちづくりに反映させるため、「若い世代のまちづくりへの参画促進」に取り組む南区が公募などし、昨年2月に発足した。委員を務めるのは区内在住の16歳から39歳までの学生や社会人、主婦。そして区内にある北里・相模女子・女子美術の3大学の学生の、計25人。区の担当者は、「若い世代のまちづくりへの参画に向けた取り組みを、その世代自身が行っていることがポイント」と同実行委の意義を説明する。
今回は同実行委が企画した初の事業。相模女子大2年で、副実行委員長の岡田春菜さん(19)は、「多くの人に聴いてもらい、南区について知ってもらいたい。これから南区をどういうまちにしていくかということを考える機会になれば」と期待を込める。
当日は区内の大学の学生をはじめ商業施設や飲食店のスタッフ、青年会議所、公募選出された区内在住・在活動者など計7団体が参加。全国の政令指定都市に13ある”南区”の中で「一番輝く南区」になる、という主旨のもと、区の個性や特徴を生かした理想のまちづくり実現に向け20分間のプレゼンを行う。
今回、発表者には年齢制限を設けていない。区担当者は「老若融合したまちづくりが究極の目的。年代を限定せずに様ざまな人に発表してもらいたかった」とし、「同じテーマで学生や事業者などがプレゼンすれば幅も広がる。聴く側もおもしろいのでは」と話す。大会では実行委による協議と聴衆からの投票により、プレゼン者の中から「実行委員会賞」「オーディエンス賞」が選ばれる。「聴いてみないとどんな意見が出るのかわからない。意見を聴き、今後実行委でどんな事業を企画していくかを考えていきたい」と岡田さんは話す。
「SNSでも発信して」
「若い人は自分の生活と区の事業を別のものと捉えているのでは。日常生活とまちづくりは繋がっているのに、結びつきを感じていない」。若者のまちづくりへの意識について岡田さんは考えを述べる。「自分の生活で手一杯だから、そういうことを考えたり発信したりする余裕が無いのだと思う。今はSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)もあり自分の意見も言いやすい。もっと発信していけば良いと思う。実行委はその意見をくみ取る組織でありたい」
大会は午後1時から5時まで。入場無料で定員80人程度。観覧希望者は当日直接会場へ。問合せは南区役所区政策課【電話】042・749・2134へ。
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